
Motor Paraglider
モーターパラグライダー
モーターパラグライダーは山頂から飛ぶパラグライダーにエンジンをつけた乗り物である。プロペラエンジンが作り出す推力を利用して平地から飛ぶことができる。サッカーグラウンドぐらいの敷地があれば安全に離発着できる。高度50センチの超低空から5000メートルの高みまで飛んでいく。エンジンが故障で止まってもパラグライダーのみで滑空が可能。パラグライダーにトラブルが起きたときはレスキューパラシュートで安全を確保する。

撮影のお供① エンジン
エンジンスペック
名称_シモニーニ
200cc / 2ストローク単気筒 / 空冷 / 21馬力 / 乾燥重量25kg / 2枚プロペラ / 手動&セルスタート / 寒冷地仕様 / ガソリンタンク : 16L:4時間飛行可 / プロペラ : 2分割カーボンプラスチック
多胡談・・・エンジン
カナダ・アラスカの原野を流れる川をカヌーでくだり旅先で飛行する。その目的を達成するためエンジンは一人で扱え、運ぶ際にはカヌーに載せられる。この基準をもとに飛行機材を選択した。当初は何も分からず、男ならハンググライダーだろ、とハングのスクールに習った。このエンジンは3代目。多胡のウエイトには大きめのエンジンだが、低回転を使用し飛ぶことができ、上空で壊れるリスクを減らしている。高度5000mでの飛行も達成し、旅のツールとして信頼のおけるエンジン。
パラグライダースペック
23㎡ / 6kg / ポリエステル
サイズにはS, M, L がある。
空気の薄くなる高所地帯ではサイズを大きくし、より多くの空気をはらませ飛行を実現している。収納時は灯油20リットル缶ひとつ位の大きさになる。

撮影のお供② パラグライダー
多胡談・・・翼の色
ニュートラルカラー。
先入観を削ぎ、無の気持ちで空間を望みたい。だから白。特注。派手なカラーリングの多いパラグライダー。それらからは空間に対し侵入感を否めないとの持論がある。

撮影のお供③ 多胡車
多胡車スペック
四輪駆動 / 3000cc / ディーゼル / 走行距離30万キロ / 二代目 / 愛称「白熊」/ 整備改造は北海道のオートメイクさんに完全に任せている。
搭載品
エンジン 2台
パラグライダー 2機
予備部品 一式
ガソリンタンク20L 2缶
カメラEos 1dx mark ii 1台
カメラEos5D mark ii 1台
カメラGoPro 4 2台
カメラDji Osmo pocket 1台
MacBook Pro 1台
発電機ヤマハ1600w 1機
ソーラーパネル200w 1枚
サブバッテリー 一式
小型冷蔵庫 1個
寝袋(夏&冬) 1個
衣服 3セット
調理用ストーブ 2台
調味料 一式
コッヘル 一式
水タンク10L 2袋
スコップ 1本
長靴 1足
ブルーシート 2枚
バケツ 1個
多胡談・・・多胡車
日本全国どこへでも多胡車でいく。車内には飛行&空撮機材のほか、衣食住の装備がコンパクトに収納できるよう自ら改造。撮影地にうつろう風と光を知り、最高のタイミングで空撮に挑みたい。撮影体制は車中泊の自炊。体をまっすぐに伸ばして眠れる環境を本人は喜んでいる。念願の太陽光パネルをキャリアに設置し、カメラやパソコンの充電はもちろん、映像編集も車内で行う。嫁には「家出環境は抜群ですな」と笑われている。