2020年10月12日
八甲田山 田代平 12度 東10ｍ
（写真 又兵衛茶屋で女将さんと！）
宿泊先の又兵衛茶屋での夕食がすごかった！食べも食べても一品また一品とでてくる有様に、久しぶりに本気になって食べたわ（汗をかきながら）！ ただでさえ東北はオモテナシというか、お膳に並ぶ料理がおおいのに、今回ばかりは段違いだ！ 今夜のメニューは牛肉と野菜の大盛り鉄板焼き、ナメタケと菊の醤油あえ、さわらの西京漬け、高野豆腐にタケノコと巻き貝のお吸い物、ご飯、味噌汁、お漬け物とここまでが当初のメニューだったのでは。これでも食べきれない程だったのに、ここからミソ田楽一式（チクワ、こんにゃく、豚肉、ゆで卵）、煮込みカレーライス、イチジク、プルーン、リンゴ、チョコレート、せんべい、あとは忘れたわ！ 食べきる頃には次がやってきた。なんと嬉しい悲鳴！ 女将さんは「あるときだけですから」と。二日の宿泊で胃袋超満タン。温泉１０回戦、大の字で寝てチャージ完了、満充電！
出発の朝。宿泊アンケートにはいつになく建設的な意見を書かせて貰った。そして「表八甲田よりも又兵衛茶屋がある裏八甲田山（東八甲田ともいう）の方がゆっくりと連泊して歩きたくなる大人な自然があっていいですよ」そんな話を女将さんとした。地元の人には自分達が暮らす場所の良さが分かりにくい。それが当たり前なのだからしょうがないよね。外からやってくる者か、一度外にでて初めてその良さが分かる。どこに行ってもそうなんだよね。
荷物を車に詰め込んでいると「靑森のために撮ってくれて、ありがとう！」「もし私のお店でよかったらTAGO channel のチラシを置かせてもらえないだろうか。もっとみんなに活動を知ってもらいたいの」と女将さん。さらに「多胡さんもどこかで頑張っていると思うから、私も頑張るね！」「撮り終わったらちゃんと家に帰らないとダメ！娘さんとお嫁さんも待ってるわよ」と。なんとなんと、涙でてくるわ……。
女将さんは続けた。「私もね、コロナになって人の流れが止まったでしょ」「そして私にできることはなんだろうって真剣に考えたよ」「そしたら、やっぱり考えている人は居るもんだね」「思ってることを本気で伝えると、相手にして欲しいことを伝えるって言うのかな、そうすると事がグイグイと動きだすんだよね。このお米もそう。美味しいの分けて貰ったの（本当に旨かった。温泉で話したぬる湯のオーナーも旨いと言っていた）。大間のマグロも形はあれだけど良いところを分けてくれて。このリンゴもちょっと形わるいけどフジより美味しいんだよ！ 私にできることを精一杯やるって決めたら、みんな助けてくれてね！」。
この話を聞きながら俺は頷きまくったよ。だってそうだよ。Youtube の TAGO channelのチラシを会う人あう人に配って「俺、飛ぶし、撮るし、みてな～、地元の宝が映ってるし！」「そして良かったら、俺の背中もおしてな！」てやってたら、この撮影行は「差し入れ」に相当な部分を助けられ、俺は生かされている。本当にありがたいよね。自己資金にも限界あるしさ。
時代は変わったんだよ。と言うと大上段だが、昔からそうだった本質。その流れにより多くの人が反応するようになってきている。価値観が変わったんだよ。豊かさの基準というのかな......。ま、ウンチクここまで！ 俺は飛ばないと意味ねえし、だまって飛べ～！
その他にも女将さんには沢山たくさん背中を押してもらった。「青森のために撮ってくれてありがとう！」。この言葉、一生忘れませんわ！
【心付け】
又兵衛茶屋の女将さん
山本明美さま
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