(Photo_ 三上さんから救援物資。玉子豆腐とミソカレーミルクラーメンは青森のソウルフード)
2020年10月30日 NW15m/s 0度
秋田県鹿角市
熊取平
今朝もフライトは無し。車中で編集作業の一日だ。西風がつよく、吹き付ける雨が冷たい。
7時、芝生産者の三上さんが軽トラで出勤。十和田湖の西玄関である黒石市からココへ毎日通っている。十和田湖の西のへりにある滝ノ沢を通ってきたが、雪が降っていたという。もう、峠道はアウトだ。高速を使っての出勤が始まると言う。11月にはいったらスタッドレスにすると、三上さんは言う。里のほうはまだひと月ほど猶予があるが、ここはまずい。俺の車は4駆だけど、帰りは来た道を通らない方がいいとアドバイスをくれた。俺もココにステイするのはあと二日だ。この高気圧のサイクルが終わったら白神を狙いたいが、紅葉は残っているか……。
三上さんはずっと芝生ベースに張り付いている俺を見かねて、ドサッと差し入れをくれた。「元気つけてな!」と三上さん。ほんま、頭がさがりますわ。三上さんは差し入れの中身を指さし「玉子豆腐とミソカレーミルクラーメンは青森のソウルフードだ、是非やってな!」。「なんだかなんだか、面白くなってきたよ! ガッツリイ行かせて貰いますわ」と俺。「そうそう、水はどうしてんの?」と三上さん。水はいつもその補給が肝で、今回も持ち込んだモノがそろそろなくなりつつあった。三上さんはペンを取り、メモに地図を書き始めた。「ここの水が最高だ! 名水のようだよ。多くの人が水を取りに来ている。ここから5分ほどだよ」「俺んちさ、30万の浄水器あるんだけど、ここの水のPH計ったら浄水したのと同じでさ、ビックリしたよ」と三上さん。熊取平のわき水はブナの森で濾過された水だ。これ以上の水はない。なんとありがたいことか。
(Photo_ 差入れのハンバーグ、ソーセージ、納豆に手持ちの煮干しをぶち込んだ。通称「いなずま」旨すぎた!)
今日は気温0度。冷たい西風に雨が混じる現場。雪が降る前に芝作業を完了させないといけないという。雨が降ったら芝に踏み跡がつき作業はできない。雪が降ると踏み跡もあるが人が動けなくなる。この熊取平は本州の端っこかつ標高は500mと高所にある。通年で生活するには日本有数の厳しさがあるところだ。
一昨日前、1時間程はやくに芝仕事を切り上げている日があった。そんな日もあるんだなと思っていると、職人全員にインフルエンザの注射を打たせていたことを知った。職人だけでなく、俺なんか風来坊にまで面倒を見てくれて……。三上さん、ありがとう! 俺は熊取平をしっかりと撮るわな!!!
Have a nice day !!!
p.s
夜。北東からの微風。たい肥の香りがベースに漂ってる。気分は悪くない、むしろ落ち着くか。明日の風は Good のサインだぜ!
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