【写真】着陸に失敗しバックカメラはプロペラに叩かれ砕け散った......
軽い衝撃と共に地面に足がつく。数歩足を前にだし、振り向きパラグライダーを地面に落とす。そしてエンジンカット。これが着陸の作法だ。この間1秒ぐらい。いつも通りに行ったつもりだが、今回は「バキ」という異音がついていた。何かが起きていた。何だ?
見るまでもない。俺は分かっている。
プロペラに巻き込んだのだ。
なにを?
バックカメラを……。
また、やってもうた……。エンジンを降ろし、恐る恐るプロペラ側をのぞき込んでみる。気持ちは、何事も起きてませんように! と祈りながら。「んなわけ」ないのに、祈る。すると案の定、バックカメラはプロペラに巻き込まれ砕けていた。カメラはプロペラに吹き飛ばされ行くへ不明。
そうならないように、何度も練習し、バックカメラの紐の長さも調整済みだったのにだ。
皆さんの支援で購入できたバックカメラ。まだお礼の「上空お名前サービス映像」をお届けできていないのに……。ここだけの話だが、上空お名前サービスの映像は半分収録済みである。とか言っても全然意味ないし……。
原因を考えた。
原因は、着陸時に足が前に出てないことが判明した。
着陸してテンションの抜けたパラとバックカメラは頭の上に落ちてくる。それを交わすために前に出るのだが、それが為されていない。するともれなくプロペラに巻き込まれ叩かれる。なぜ、足が前に出なかったのか。理由は傾斜のついた地面へ着陸が為されたことが原因だった。ちょっとした登り傾斜だが、着陸後に登るには厳しかったようだ。しかし斜度30度や40度という世界ではない。ここは芝の養成地。なだらかなゴルフ場のような傾斜だ。たったその程度の傾斜だがヤラレルには十分な要素だったのだ。なんと繊細な乗り物というか、ハイパーバランスのなかで活動しているんだなと改めて......
結論から言うと、このバックカメラのシステムは今後も使用を続けることにする。これカメラ以上に、パラの撮影現場を収録してくれるカメラはない。ということは、また壊す事故は起きるわけだ。再びこのようなことが起きないように、対策としてはエンジンをストップして降りる。これが一番問題がないのは分かりきっている。しかし、着陸で人間が壊れては本末転倒。だからエンジンは回ったままの着陸を選びたい。何かあったときはフライアラウンドしてもう一度着陸をやり直す選択肢を残しておきたいのだ。
とうことで、人間一番、カメラは二番、バックカメラは消耗品!(スミマセン)。資金難であえいではいるが、方針を再確認した。バックカメラ購入の支援して下さった皆さん、ありがとうございます! そして短命に終わってごめんなさい。でもでも、皆さんのご支援で手にしたバックカメラで飛行回数37回、飛行時間41時間分の飛行撮影を達成できてます! 収録地は鳥海山、月山、最上川、庄内平野、八戸、種差海岸、熊取平、十和田湖です。おって、Youtubeにアップしていきますので、今しばらくお待ちくださいませ。
ということで、バックカメラは何とかします。何度も世話になってはいけません。頑張りどころですな。「窮鼠猫を噛む」ではないですが「窮鼠頭をつかう!」でいきますわ! 追い込まれないと人間考えないものです(俺だけか? 苦笑い)。
Have a nice day !!!
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