【秋田・鹿角】熊取平の流儀


【写真】熊取平ベースで練習をして風を知る。背後には雨雲。天気の移ろいが早い。一日に二回雨が降った。


梅雨が明けると八戸も十分に暑かった。ここ数日34度を記録していた。ヤマセのクーラーになれた身には厳しすぎだった。

よし、山に逃げよう、きっと涼しいはず! というわけではないのだが、予定通り山へ向かった。標高500mの高原だから涼しいだろう。おおいに期待していたが、なんと「否」だった。太陽に近いぶんさらに暑かったのだ。思惑が思い切り外れていた。

早朝4時、朝霞。6時30分、そのガスが消え始め、9時に冷たい風が吹くやいなやの雷雨。なんと激しいかな、夏の熊取平。風のサイクルを肌で感じ、翌日からのフライトプランを練っていく。八戸の海風とは別物だ。あそこでは海風と浜風の入れ替わりが肝で離陸時間は遅めになっていたが、高原の熊取平では通用しない。5時に離陸できるよう、生活を段取ることにした。

パラの練習をしようと車の反対側に回ると、ガサッガサッと藪に逃げ込む音がした。キツネや猫のたぐいのガサガサ音ではない。大きさからいって熊だろう。距離にして10m。結構近くまで来ていたようだ。熊は臆病だと聞いているが、やはりそのようだ。今日で二度熊を見た。どちらも音に反応して立ち上がる馬のように背を返して逃げていった。きっと熊にやられてしまった人はその距離があまりに近かったのだろう。驚き逃げようと判断するよりも、攻撃に転じた。距離感。5mなのか3mなのか。分かりかねるが街中を出た今、気持ち新たに気配に敏感に過ごすようにしたい。ここに人間がいることを知らせるために、フライパンを叩き、ラジオを付けっぱなしにすることにした。

アラスカで活躍した動物写真家の星野道夫が言っていた。護身用にライフルを持って森に入るとどことなく横柄になる。一方、持たずに入ると謙虚になり気配を感じられるようになると。それを我が身に置き換えると、風に対してはまさにそうだった。とても風に弱いツールで飛んでいる。だから乗れる風が吹くまで待つことをなによりも優先している。クマとの遭遇から思い出されたフレーズ、謙虚さ。熊取のキーワードはこれかいな。

Have a nice day !!!



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