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【青森・種差】ヤマセの海岸線


【写真】海風にのってヤマセがやってくる。霧雨。


【写真】高山植物のスカシユリ。岩の上に咲く。



ヤマセがおこる気圧配置。それは太平洋に高気圧、日本海に低気圧だという。長年、観測船にのり台風の墓場とよばれるベーリング海を旅してきた達人から教わった。ここでいう太平洋とはオホーツク海をいう。


低気圧がオホーツク海からの冷気をすいこむ。それが海上で行われるので、冷気は海上の暖気をひやし結露。結果、湿った冷たいドライアイスのような冷気が八戸(青森)や久慈(岩手)にやってくる。それがヤマセだ。気温的には車で10分ほどの八戸市内と海辺では10度くらい違う感を受ける。市内で半袖でも海辺ではジャケットが必要な感じだ。


小学校の社会で習ったヤマセ。農業的には冷気で稲作が成らず、飢饉が度々発生したと言われるあれだ。かたや、ヤマセとの攻防から桑の葉の生産にたどりつき、カイコが良質のシルクを紡ぎ、また桑の葉をつかったお茶の生産も盛んであるという。


ヤマセが訪れる海岸線。独特な冷気で覆われた海岸には高原で咲く高山植物が咲き乱れる。日中の日差しがサンサンな中でも霧がかかる神秘の海岸線。


ヤマセを上空から。今回の滞在ではヤマセから八戸と種差海岸をとらえることができたなら。

Have a nice day !!!




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