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【京都】11/17「グラハンの心構え」


(Photo 11月の白神山地ベース(秋田)でのグラハン練習。俺は飛行前に必ずやってるよ、みんなも頑張ろう!)



京都府木津川市

木津川

20度 E-3-5

15::00〜18min



 マイフライトエリアにもどった。やはり Home はいい。別物だ。

 いつもいつも Away でのフライトは最高に楽しい。しかし、どことなく張り詰めている感がある。それはセーフティという意味でね。Awayではテストフライトをするにしても気持ちが張る。しかし、勝手の分かる Home では目をつぶってだって飛ぶことができる!てのは言いすぎか(笑)。


 フライトエリアでは未来のフライヤーが練習に励んでいる。老若男女さまざまだ。みんなでグランドハンドリング(地上練習)をやっている。いいね! 最近、各地でグランドハンドリングについて聞かれることが多いので一度話しとくわな。技術話ではなく、心の持ちよう。


 

 今、みんなが取り組んでいるグランドハンドリング。それは、上空での飛行感覚を地上で体感しているんだよ。空てのはサッカーやキャッチボールとちがって、なんとなく始められるものではないんだ。そしてバイクや自転車とちがって、飛び上がったら途中で止まることもできない。そんなパラだが、グランドハンドリングは唯一、上空での操作を学べる練習なんだ。何度失敗したっていい。そして失敗から学ぶんだ。修正をかけてね。そしてグラハンの基礎がれば、なぜ離陸で失敗したのか。なぜパラが潰れたのか。なぜ着陸で突き刺さるのか......。例えを上げたら切りがないが、トラブルに遭ったときに何故そうなったかを理解することが出来る。原因を人に教えて貰ってもいいよ。失敗を理解すれば、対策が出来る。これが重要なんだ。このとき、グラハンの基礎が無いとまったくのお手上げで、こちらも手の施しようが無い。残念ながら、この手の人が多いのが現実だ。そして彼らはみな口を揃えて言うんだな。「飛べればいいのだ」と。でもね、それらの人は一度空で怖い目にあうと、ほぼ決まって空を諦める。そりゃそうだよね。原因を解明する基礎と言語が自分の中にないのだから。ちょっと厳しけれど、人生は年配者に学び、空は経験者から学ぶものなのだ。



 そしてね、空に飛びでたら全ての判断は自身で下さなくてはならない。瞬時にね。そしてその結果はすべて自身に跳ね返ってくる。厳しいけれど、それが空だよ。教官は練習中にガミガミと言うよね。それは、そのことを知り抜いているからだよ。フライヤーが上空でパニックにならないように。生きて帰れるように。だから安全を確保できる練習中に口酸っぱく言っているんだよね。



 グランドハンドリングに自信が持てたら、いよいよフライトだ。でもね、ここでグランドハンドリングは終わりじゃない。飛行とグラハンはフライヤーである限り、切ってもきり離すことの出来ないものなんだ。歩行や呼吸と同じだ。無意識にできてあたりまえなんだ。練習は飛び続ける限り終わりはない。楽しく、がんばろう! 

未来のフライヤーのみんなには一日も早く飛べるようになってほしい。そして一緒に空を飛ぼうぜ!


 秋は盛りだ。日差しは夏のように暑い。グランドハンドリングをすると汗をかいた。飛び上がると、紅葉は山まできていた。明日、地元の紅葉を狙ってみるかな。 Have a nice day !!!




(Photo 木津川上空。京都市内方面を向いている。足下の橋は開橋。)





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