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【山形・月山】月山が雪の多いわけ_6/14


【写真】風は月山にぶつかり雲となるようだ。(カメラ支援で調達させて頂いたカメラが早速大活躍!)


今朝、月山を飛んだ。6時離陸。2時間38分のフライト。ベースは戸沢の最上川河川敷。月山の頂上は標高1984mにある。



僕は今日2800mあげ、月山を包み込む空間を俯瞰した。湿り気の多い風を受け、エンジンがかぶり気味でパワーが出ない。上空でキャブレターをいじりエンジンの調整を行った。


2800mに上げるまで風と雲は4層に分かれていた。その都度、効率よく上昇する方向へとパラを進めた。向かい風の方が上昇率はおおきい。一番高い4層目に入ると月山がまったく望めなくなる。今回は3層目でストップ。それが2800mだった。


東からの風、西からの風が月山を行き来していた。その風は月山にぶつかると、どうやら溜まるようだった。風に色はないが、風が月山にぶつかると雲となり目視できた。雲は風の位置を教えてくれた。沸き立つ雲、雲、雲。梅雨の時期の雲はパワーを発生するまでには時間があり、逃げ切れると判断し、撮影を遂行した。これが夏本番だったら、積乱雲となり激しい上昇気流で下降することが出来なくなっていただろう。


雲を見ながら、月山の冬を思った。月山は日本一雪の降る場所であるという。7月でもスキーができるという。友人のAさんが見せてくれた写真にはこんなものがった。降り積もる雪の上をあるくと、道路標識をまたいでいるのだ。車を運転するときにみる青い道路標識をだ。


冬。日本海で湿り気を帯びた風は常時月山に吹き付けるという。その風が月山にぶつかり雲となり、ここで一気に雪を振り落とす。そのさまを今日のフライトから想像するのは行き過ぎか。日本一の積雪の地。その理由は風がたまる地形にあり... 月山を挟んで西に陣取る庄内の積雪は30cmだが、東側の大蔵村では4mにもなるという。


夏の月山をみて秋の再訪を思った。風のことを知ると冬にも興味がわく。撮影行に終わりはない。


Have a nice day !!!


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