（写真_5:30の日の出。フライトできるかどうか、吹き流しと雲と相談している。）
桜前線にのりスタートした旅は、三重県多気町まで北上してきた。
吉野の桜、伊勢神宮、熊野古道、大台ヶ原、熊野川、十津川と紀伊半島はお気に入りの土地。その撮影の移動中にみつけた桜がすばらしかった。松坂市から大台町、多気町にいたる山々に咲く桜。紀伊半島東部の山々だ。
今回もいつもどおり、なんの当てもなく多気町に飛び込んできたが、この地での出合は素晴らしすぎで、ビックリしている。というのも、人が素敵だ。多気町を愛してる感がビシバシと伝わってくる。偶然にも僕がたどりつき陣取っている丘。そこが人を繋ぐような場所に思えてならない。映像が撮れていないのにも関わらず、取材をうけ、上映会の日程を決めようみたいな、ありがたいお話まで。ベースの使用も快く受け入れてくれて。完璧に多気町に泳がせて貰っている。
ただ、４月に入ってからだろう。日本中風が強いようだ。全国のフライヤーが発信する情報に目を通しても、飛べてない日々が続いている。という僕も同じだ。それでも多気町では素敵な光景を日々目にしている。前日の雨が朝方には霞となり、桜が見え隠れ。これは飛ぶしかない。二度ほど飛んだが全く撮れず。風にやられている。どれ位の風かというと、地上はほぼ無風だけれど上空は5m/s〜10m/sの北がらみ。まあ、雲の流れから強風覚悟で飛んだが甘かった。高度を上げての強風なら納得の風だったが、地上30mでホバーリングを経験。嫌な高度で前に進めないのだ。久しぶりにサイレンがなったわ。紀伊山地南部の多気町は山が重なり谷をなし、風が収束し特に強い風がでやすいようだ。
気をつけて撮影行を進めていく。といいつつも相手は山桜。今度の高気圧で飛べなかったら、時期を変えての撮影にする。それでも多気町の人と自然の素敵と出会えたので、また必ず来る。
Have a nice day !!!
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