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【十和田湖】10/28_2「ディープなファンがやってきた!」


(Photo_八戸からベースへやってきた砂渡さん)



【十和田湖】10/28_2「ディープなファンがやってきた!」

2020年10月28日 0度 W-0

秋田県鹿角市

熊取平


 十和田湖と熊取平のビックフライトをこなし着陸すると、スマホにメッセージが。八戸のフライヤーの砂渡さん(47歳)がベースにやってくるという。彼とは面識はないのだが、フライヤーはいつでも歓迎!


 昔は自分の居場所を相手に伝えることが本当におっくうだった。フライトエリアは住所があってないようなモノ。近所に目印なんかはない。人里離れたところで飛んでいるしな。「吹き流しが立っているから来てチョ」とか言えないしさ。しかし、便利な時代になったモノだ。スマホで自分の居場所を即共有できてしまう。それを頼りに砂渡さんはやってきた。


 砂渡さんは俺が昔NHKとやった仕事をテレビで見て大興奮! 即モーターパラグライダーを始めたという。そして会うやいなやDVDを二枚かかげ、サインして!と。NHKからは俺が撮った紅葉と桜のDVDがでている。紅葉のパッケージは十和田湖。今まさに飛んで来た空間である。今年の方が色はいいかもなと俺はニヤケテしまったわ。ノロノロと慣れないサインをすると、ドドーンと救援物資が手渡された。そんな気をつかわなくていいのに……。ほんとうに涙がでますわ。大切に活用させていただきますね。


 なんとも彼とは初対面なのだが、妙に話があう。カメラが好きというか、プロだな彼は。ベースの200mぐらい向こうを猫だか犬だかがノロノロと歩いていた。熊だとやっかいので目をこらしていると、砂渡さんは400mmのレンズをつけたカメラをのぞき込み様子を確認。「あれは熊の子だ」と。その400mmのレンズはf2.8。バーズーカー砲のようなプロレンズだ。なんなんだこの人はと理解に窮するが、砂渡さんはかなりディープな多胡ファンということが話の端々から感じられた。俺の活動に対するリスペクトは言うまでのなく、なんと活動を軌道に乗せたい光線がモリモリと感じられた。驚きが多かったので箇条書きで行くわな。


(Photo_砂渡さんからの大量の差し入れ! 自炊もしてるし、生ものも歓迎!)



1_俺がモーターパラグライダーをはじめたのはカナダのマッケンジー川を飛ぶためだった。2003年のことだ。そのとき俺がつかっていたカメラのことも彼は知っていた。キヤノンのフルサイズデジカメの1号機、EOS1Dsかな? 俺の方が忘れてるわい。「モーパラだけでなく、本気カメラまでよくぞ揃えた、無名のバイト時代にねえ、すごい!」と砂渡さん(汗)。


2_ドローンと俺のやっている空撮の違いをパンと言い当てる。これは話が長くなるので割愛。


3_モーターパラグライダー空撮をやっている人間はあんた位しかいないんだから、上がるか下がるかどっちかだ、との見極め。「だったらヤルでしょ」という勝負師的なところ。もちろんモーターパラグライダー空撮の素晴らしさを熟知しての発言で、俺的にヨシとした(笑)


4_YoutubeのTAGO channelを見てるが、活動案内のチラシをみたのは初めて。すると「そっと手渡し」の一文を見て、活動の資金面への彼独自の意見展開。参考になった!


5_多胡の空撮映像だけでなく、人とのふれあいをもっと見たいとの要望。NHKとやった紅葉ロケでは青森の小目名小学校(生徒4人)への着陸は伝説だ!との意見。


6_Youtubeでは1分から2分のカットで動画がアップされている。あれはテレビで言う番宣で、いずれNHKのようなドキュメンタリーがでるとの予想。


7_YoutubeのTAGO channelの展開には俺なりの構想がある。それについて食らいついてきたのは彼が初めてか。


8_砂渡さんはやるんだったら、最上級の機材を手にして最高のモノを撮るという心意気。だからカメラはプロ用で固めているようだ。俺はどうだろ。キヤノンをつかうのも4Kの60コマで撮りたいからEos 1DX mark iiをつかってるし。モーターパラグライダーのエンジンは、モノがしっかりしてるからドイツ製かな。


9_写真はトリミングで何とかなるけれど、映像はそうはいかないという持論。


10_レンズは大三元(専門用語。簡単に言うと、近くから遠くまで撮れるように全てのレンズを揃えること)ではく、俺用一本でいいという心意気。俺もそうだね。俺は写真はやめて撮るならスマホ、そのかわり映像は本気カメラで広角一本。


11_大量の差し入れといっしょに、驚きの一品が手渡された。なんと、俺が飛んだ八甲田山と十和田湖のマップだ。しかも3Dプリンタで出力されていて、立体化している。これをみながらこう飛んだ、風にやられたなど話は盛り上がる。ここまでやってくれるのってスゴイよね!


(Photo_砂渡さんが作成してくれた3Dプリンタで出力された十和田湖と八甲田山)



 まあ、そんなこんなを広大な芝生の上でしたわけさ。ファンってのはスゲーよ、ホント驚いた! 一期一会とはいうけれど、俺も人と接するときの勉強になったわ。彼女の優子さんもきてたけれど、フライトエリアは風の通りが良くて寒かったね。ゴメン! なんかよう分からんが、妙なパワーもらったわ。ファンというか、こちらから今度あったときは一緒に飛ぼうぜってな気持ちになったわな。こうゆうのって撮影行ならではだよな。これが仕事でやってたら、飛んだ撮った即撤収だもんな。八戸から熊取平までは2時間はかかるよ。遠路ありがとう。また来年青森で飛ぶし、その時はここで一緒に飛びましょう!


Have a nice day !!!



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